歯科医師に相談する様子

インプラント手術が受けられない場合

歯が抜けたときの治療法として最近見聞きするインプラントですが、ときにはインプラントができないケースもあります。
インプラント治療法は入れ歯などと違い顎の骨にインプラントを埋め込む手術をします。
具体的には歯茎を切ったりといった外科手術をすることになります。
やはり外科手術は身体に大きな負担をかけることになりますので、全身疾患の方には適していない治療法という判断になります。

具体的な疾病を紹介しますと、まず挙げられるのは糖尿病の方です。
基本的に糖尿病の方は血液の循環が悪く栄養などを身体全体に十分に送ることができない状態の方です。
このような方は傷の治りが遅く、また免疫力が低下することによって感染する確率も高くなります。
ですので、インプラントという外科手術をするのはあまりにリスクが高くなりますので適していないと判断されます。

心臓病を患っている方は心臓発作を起こす可能性があります。
心筋梗塞や狭心症を経験している方は主治医に相談することが必要ですが、基本的には望ましくないと判断されます。
インプラントは外科手術でもあり出血を伴いますので、感染性心内膜炎も懸念されます。

骨粗しょう症の方は服用している薬がインプラントの外科手術によって身体に大きな悪影響を与える可能性が高いですので注意が必要です。
骨粗しょう症の薬の種類や時期や期間によって判断は異なりますが、リスクが高いのですので主治医に相談することが大切です。

病気とは少し違いますが、金属アレルギーの方も手術を受けることは無理があります。
インプラントは歯茎の中に金属を埋め込むものですので金属アレルギーの方は不可能です。
子供さんの場合も、顎の成長が終わっていませんので年齢を重ねるに従ってずれてしまう可能性があります。
一般的には20歳以上が適切とされています。
そのほかには妊婦さんや授乳中のお母さんも避けたほうがよいとされています。

人間にとって歯は単に食べ物を噛むだけのものではありません。
健康に影響を与えるものですのでそうした意識を持っていることがとても大切です。
例えば、歯が抜けたときに「1本くらい、大丈夫」と考えるのは危険です。
歯は隣りの歯と支えあって生えています。
ですから、仮に歯が1本なくなりますと、隣の歯にも影響を与えます。
単に歯並びが悪くなるだけではありません。

子供の場合も永久歯ではなく乳歯なので大丈夫という考えも間違いです。
乳歯であっても永久歯がきちんと生えるために必要なものです。
乳歯がきちんとそろっていませんと永久歯がきちんと生えてこないものです。
ですから、乳歯であろうとも歯科医に相談することが大切です。

これまで説明してきましたように、歯はとても大切で重要なものです。
ですので、インプラント手術を考えるときはこのような歯に関するいろいろな情報を参考にして決めることがとても重要です。